赤ちゃんをおろすのはいつまで【決断リスク&迫るリミット】

赤ちゃんをおろすのはいつまで

本記事で紹介する内容
1.おろす決断は「いつまで」にする?
2.「病院選び」の3つの注意点
3.「中絶手術前後」で気をつけること

妊娠検査薬で「陽性反応」・・・。

望まない妊娠をしてしまいました。

「赤ちゃんには、何の罪もない・・」
「今の状況では育てていけない・・・」
「現状では、おろすしかない・・・」

非常に葛藤されていることでしょう。

「中絶」しか選択肢がない場合、1日でも早く手術をするべきです。

時間が経つにつれて「中絶によるリスク」が増えます。なにより「心の負荷」が大きくなっていきます。

この記事では、赤ちゃんをおろす時に気を付けてほしいことをお伝えします。

1.赤ちゃんをおろす決断は
「いつまで」にすべき?

赤ちゃんをおろさなければならないのであれば「迷っている時間」はありません。法律上のタイムリミットだけでなく、時期によって

  • 「母体」へのリスク
  • 「手術費用」

も大きく変わります。

辛いことではありますが「早期決断」が求められます。

(1)「タイムリミット」はいつ?

法律上、中絶をできるリミットは

「21週目6日まで」

と決められています。

これはあくまで、法律上の期限です。「妊婦の体力」には個人差があるため、医師に診断を受け、時期を決定する必要があります。

また「中絶手術の内容」も、時期によって変わります。

【初期中絶の場合の手術】
(妊娠4週目~11週6日目)

  • 手術時間の目安は「5~15分」
  • 日帰りが可能
    (麻酔が切れて、安全確認後)

【中期中絶の場合の手術】
(妊娠12週目~21週6日目)

赤ちゃんが大きくなっていますので、

  • 人工的に陣痛を起こし「強制出産」
  • 赤ちゃんは「死産」扱い
  • 「死亡届」提出が必要
  • 「火葬」も必要

になります。

(2)「おろす時期」によって生じるリスク

おろす時期によって「生じるリスク」も変わります。赤ちゃんが大きくなるほど「母体への負担」も増えます。

「初期中絶」のリスク

  • 掻把(そうは)方法の場合、
    子宮を傷つけてしまい、
    「感染症」になる可能性がある
  • 子宮に胎児の組織が残り、
    出血が続く「子宮内遺残」
    になる可能性がある
  • ごくまれに、合併症で
    「子宮全摘出」の恐れがある

「中期中絶」のリスク

  • 出産と変わらないので
    「大量に出血する」など、
    母体に負担が生じる
  • 子宮を無理に広げるので、まれに
    「子宮破裂」を起こす場合がある
  • 「死亡届」「火葬届」などの
    手続きが必要になる

(3)おろす時期による「中絶手術の費用」

中絶費用は「健康保険適用外」となり全額自己負担となります。

参考までに「手術費用の目安」を記載します。病院によって費用は変わりますので、事前確認をおすすめします。

「初期中絶」の費用:12~22万円

  • 初診費用 :1~2万円
  • 手術前検査:1~2万円
  • 手術費用 :10~18万円
  • その他  :交通費等

「中期中絶」の費用:35~58万円

  • 初診費用 :1~2万円
  • 手術前検査:1~2万円
  • 手術費用 :30~50万円
  • 入院費用 :3 ~4万円
          (1日1万円×日数)
  • その他  :交通費等

<「出産一時金」について>

「12週目以降の中絶」の場合は、死産扱いとなりますので「出産一時金」の対象です。

赤ちゃん1人に対して「42万円」が国から支給されます。ただし、医師のすすめによって「医療行為としての中絶」になった場合のみ適用となります。

<「医療控除」について>

中絶手術は医療控除の対象になります。年末の確定申告で、一部の税金が戻ってきます。

申告に必要ですので「領収書」を受け取るようにしてください。

2.「病院選び」の際に
気をつけるべき3つの注意点

突然の事態に焦っていても、中絶手術をする病院は慎重に選ばなければなりません。

少しでもリスクを減らすべく、注意していただきたい「3つのポイント」を挙げます。

【注意点1】「経験豊富」な医師がいるか?

中絶手術は「医師の技量」によるところが多く、万が一の対応も「医師の経験値」によって異なります。

【注意点2】どこの病院でも
受けられるわけではない

人工妊娠中絶手術は「母体保護法指定医」という都道府県の医師会が指定した病院でしか行えません。

また、「初期中絶」は可能でも「中期中絶」は受け入れていない病院もあります。

【注意点3】「情報がオープン」な病院を選ぶ

病院の情報は、インターネットから得られます。医師の「経歴」「実績」を公開している病院であれば、医師の技量の判断材料になります。

後々、トラブルにならないよう「費用が明記されている」ことも確認しましょう。

3.「中絶手術の前後」で気をつけること

病院、手術日が決まったら、その日に合わせて準備をします。

少しでも安全に手術を終わらせるための注意点を紹介します。

(1)「病院に行くまで」に気をつけること

  • 入浴は「病院に行く前」に済ませる
  • 食事は、手術の「12時間前」
  • 水分補給は、手術の「4時間前」まで
  • 「手術費用」の準備をしておく

(2)「手術日」に気をつけること

  • 「化粧」はしない
  • 「爪」は切る
  • 「アクセサリー」はしない
  • 「踵(かかと)の高い靴」は避ける
  • 送迎者は「他の予定」を入れない

(3)「手術後」に気をつけること

  • 「心のケア」に努める
  • 手術後の診察が終わるまでは
    「入浴禁止」
  • セックスは「約手術2週間後」
    を目安に、出血がなくなってから

まとめ(リスクを少しでも減らすために、
「早めの決断」が必要。心の傷も覚悟する)

中絶を決断するのは、簡単なことではありません。

それでも、中絶が避けられない場合は、リスクを少しでも減らすために「早めの決断」が必要です。

「心の傷」は、計り知れないものがあります。特に同じ女性である母親、そして、周りの関係者は「心の傷に寄り添ってあげる」ことが、大切な役目です。

「人生の選択」で迷っているママへ
「妊娠後のお金」について知りたい!
妊娠後パート仕事はいつまで続ける?
妊娠後、仕事を辞めるとお金が…

「育休・産休手続き」を知りたい!

産休と育休の手続き一覧を徹底解説!