発熱中に子供がうわごとを言う【危険な兆候と脳への影響】

発熱中に子供がうわごとを言う

本記事で紹介する内容
1.子供のうわごとで危険な「6つの症状」
2.子供が熱でうわごとを言う「3つの原因」
3.ママがとるべき、具体的な「4つの対策」

下記で紹介しているのは目安です。迷った時は、病院に行って「医師の判断」を受けましょう。

1.子供のうわごとで危険な「6つの症状」

子供が熱でうわごとを言うと、心配になると思います。ですが、多くの場合は問題ありません。うわごとは、一時的なものです。ただし、「危険な場合」もあります。

主な判断基準は、下記のとおりです。

【症状1:要注意】「視線」が合わない

危険か否かを判断するときの重要なポイントは、「目の様子」です。具体的には、下記のとおりです。

  • 「視線」が合うか(「アイコンタクト」が取れるか)
  • 動く物を「目で追える」
  • 「一点」を集中して見られるか
  • 目に「力」があるか

「高熱」や「うわごと」は、関係ありません。多くの医師は、「目の力強さ」を重要な判断基準としています。子供が熱でうわごとを言って不安な場合は、まず、「目の様子」を観察するようにしましょう。

【症状2:要注意】「ぐったり」している

いつも元気な子供が、熱で寝込んでいると、不安に見えます。医学的にぐったりしている状態とは、以下のとおりです。

  • 「表情」が乏しい
  • 「目の力」がなく、ボーッとしている
  • 「手足の動き」が乏しい
  • 「筋力」が低下している
  • 「反応」が遅い

ただし、上記の判断は、医師でないと難しいかもしれません。不安な場合は、医師に相談することが大切です。

【症状3:要注意】「幻覚」「幻聴」がある

  • 「見えないものが、見える」
  • 「聞こえないものが、聞こえる」

と言う場合は、危険な兆候です。一時的な場合は問題ありませんが、長く続いた場合は注意が必要です。

【症状4:危険】「意識障がい」がある

以下のような症状がある場合は、危険です。

  • 声をかけたり、触っても、「反応」がない
  • 「意識」がない
  • 「白目」をむいている

このような場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。「インフルエンザ脳症」の可能性もあります。危険な病気の兆候ですので、緊急に対応しましょう。

【症状5:危険】「呼吸」が困難

  • 呼吸が困難な場合
  • 「チアノーゼ」(顔色、唇の色の悪化)が見られる場合

は、危険です。インフルエンザの合併症で起こる「肺炎」の可能性があります。悪化すると、死の危険性もあります。すぐに、病院へ連れて行ってください。

【症状6:危険】「けいれん」を繰り返す

熱による「けいれん」は、6歳までの子供に比較的多い症状です。すぐに収まれば、心配ありません。

しかし、

  • 「けいれんを繰り返す」場合
  • 「長時間、続く」場合

は、危険です。すぐに、病院へ連れて行ってください。

2.子供が熱でうわごとを言う「3つの原因」

「うわごと」は、よく見られる症状なので、心配は要りません。しかしながら、以下の場合は「危険な状態」です。

【原因1】熱性けいれん

「熱性けいれん」の具体的な症状は、下記のとおりです。

  • 急に「手足」をかたくして、突っ張る
  • 「手足」をぴくぴくさせる
  • 「体全体」「半身」「手足の一部」がぴくぴくする
  • 「手足」に力が入らず、「意識」がなくなる
  • 目を見開いて、「焦点」が合わなくなる
  • 「全身の色」が悪くなる(チアノーゼ)
  • 「おう吐」「失禁」がある

けいれんは、6歳までによくみられる症状です。すぐに収まり、普通に会話ができるのであれば、心配いりません。

【原因2】インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症は、発熱後「48時間以内」に起こり、脳の機能低下などの症状を引き起こします。具体的な症状は、下記のとおりです。

  • 意識障がい
  • 熱性けいれん
  • おかしな行動

上記の症状が、すぐに収まり普通に会話ができるのであれば、心配いりません。一時間以上続いたり、繰り返したりする場合は、「インフルエンザ脳症」ではなく、「脳せん妄症」の可能性があります。

【原因3】脳せん妄症

高熱を出した子供に、比較的よく見られる症状です。具体的な症状は下記のとおりです。

  • おかしな行動
  • 幻覚
  • 幻聴

例えば、急に起き上がり、「見えないものが、見える」と言う場合です。私の子供が3歳のときに、似たような症状がありました。

  • 目を開けたまま、見えない何かと、
    「支離滅裂な会話」をしているようでした。
  • しかし、熱がなくなると、
    「普段通りの会話」ができるようになりました。
  • 「症状の再発」は、ありませんでした。

「熱せん妄症」は、小さな子供によくある症状です。症状が、すぐに収まれば、問題ありません。「幻覚」や「おかしな行動」が長時間続いたり「繰り返されたり」する場合は心配です。

3.ママがとるべき「4つの対策」

子供が熱でうわごとを言う場合、病気かどうかの判断が難しいと思います。重症化させたり、トラブルに発展したりしないよう、ママができる対策を紹介します。

【対策1】子供から「離れない」

子供のけいれんが続いたり、おかしな行動を起こすことがあります。特に注意したいのは、インフルエンザ」が原因となる場合です。

  • 「インフルエンザ」との合併症
  • 「タミフル」の副作用

が原因で、子供がおかしな行動をとる場合があります。最悪の場合、子供が高層マンションから飛び降りるなども考えられます。

このような悲惨な事故を防ぐために、

  • 子供から「目を離さない」
  • こまめに子供の状態を「観察する」

ことも重要です。

【対策2】「熱」を下げる

熱があると、体力の消耗が激しくなります。体を冷やしたり、解熱剤を使用して体力の消耗を防げます。

その際に、気をつけたい「ポイント」は、下記のとおりです。

(1)「解熱剤」を使う時のポイント

子供の体は、高熱を出すことでウイルスや菌と戦っています。解熱剤を使って熱を下げると、逆効果になる場合があります。したがって、安易に利用するべきではありません。

下記の場合に限り、適宜使用を検討してください。

  • 「飲食ができない」場合
  • 「眠れない」場合
  • 「39度以上の熱が続く」場合

熱で消耗した「子供の体を休める目的」で、解熱剤を使います。使用頻度は、「1日1回」にし、頻繁な使用は控えましょう。

(2)「体を冷やす」ときのポイント

体を冷やしてあげることも効果的です。大切なのは、冷やす「タイミング」「冷やし方」です。

【ポイント1】体を冷やす「タイミング」

熱が下がりはじめてから、冷やすようにしましょう。

熱が上がっている最中は、

  • 手足が冷たくなる
  • 顔色が悪くなる

などの症状が見られます。

熱が下がりはじめると、

  • 手足が熱くなる
  • 顔色に赤みが出る

などの症状ができます。このタイミングで、体を冷すようにしましょう。

【ポイント2】体の「冷やし方」

「首の付け根」「ワキ」など、リンパの流れを意識して冷やすようにしましょう。おでこを冷やしても、大きな効果は得られません。

「氷水でぬらして、絞ったタオルを使用する」など、工夫しましょう。肌に優しいタオルを使用するのが、オススメです。

【対策3】「水分」を与える

高熱時は、大量に発汗します。脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が欠かせません。普通の水でかまいませんが、「経口補水液」「スポーツドリンクを薄めたもの」もオススメです。

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【対策4】「病院」に行く

子供の症状が回復しない場合や、悪化する場合は、迷わず病院へ連れて行ってください。子供の状態は、急に悪化することもあります。

自己判断せず、医師の判断」が大切です。

まとめ(分からない時は、
自己判断せず、「医師の判断」が必要)

通常は、子供が熱でうわごとを言っていても、問題はありません

ただし、

  • 「けいれん」「幻覚」「幻聴」が続いたり、繰り返す
  • 「意識障がい」がある

などの症状がある場合は、危険です。今すぐに、病院へ連れていってください。

上記で紹介しているのは目安です。迷った時は、病院に行って「医師の判断」を受けましょう。
 

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