幼児の熱が続く原因と対処方法【「解熱剤」は使うべき?】

幼児の熱が続く原因と対処方法

本記事で紹介する内容
1.幼児が「急に発熱する理由」
2.「病院に行くかどうか」の判断基準
3.解熱剤を「使うタイミング」
4.幼児の熱が続く「病気の特徴と見分け方」

症状に応じて、臨機応変な対応を心がけましょう。下記で紹介しているのは目安です。迷った時は、病院に行って「医師の判断」を受けましょう。

1.幼児が急に発熱する理由

病気になると、人の身体は、自然と熱が上がるように作られています。

  • 身体の免疫力を高める
  • 高温に弱い「ウイルス」「細菌」から身体を守る

ための発熱です。つまり、「熱が出るから、病気になる」のではなく、「病気だから、熱が出る」のです。

幼児が急に発熱する理由は、

  • 大人と違い、多少体調が悪くても、元気に振るまう
  • 昼間は元気でも、夕方や夜中に疲労がたまり、
    発熱することが多い

ためです。熱が出ると心配ですが、身体を守るために必要な反応ですので、恐れる必要はありません。

2.「病院に行くかどうか」の判断目安

幼児の発熱の基準温度は、一般的に「37.5度以上」です。ただの風邪で病院に行っても、かえって別の病気をもらってくる可能性があります。

「自宅で安静にするか」
「病院を受診するか」

を判断する必要があります。次の「判断する目安」を参考にしてください。ただし、迷った時は、病院に行ってください

「自宅で様子を見て構わない」と判断する目安

  • 「水分」「食事」がとれている場合
  • 「機嫌」がそれほど悪くない場合
  • 「睡眠」がとれている場合
  • 高熱で震えても、「意識はしっかりしている」場合

「病院を受診した方がよい」と判断する目安

  • 「水分」「食事」がとれない場合
  • 「おしっこ」が出ない、または、いつもより「色が濃い」場合
  • 「41度以上の高熱」を出した場合
  • 「2~3分、けいれんがあった」場合
  • 「急な発熱と異常行動」があった場合
  • 「何日も発熱が続き、ぐったりしている」場合

3.「解熱剤」を使うタイミングの目安

高熱を出して苦しむ幼児を見ると、なんとか熱を下げてあげたいと思うものです。病院を受診すると、「解熱剤」を処方されますが、使う必要はあるのでしょうか?

発熱は、病気と戦うために必要な反応です。むやみに止めるのは、よくありません。「解熱剤」を使って、一時的に熱を下げても、再度発熱します。これを繰り返す方が、身体に負担をかけるのです。

解熱剤は、発熱したからといって、むやみに使うべきではありません。

  • 熱が高く、「飲食がとれない」場合
  • 熱が高く、「眠れない」場合
  • 「39度以上の熱が続く」場合

上記に当てはまる場合は、幼児の体力消耗が激しい状態です。

解熱剤は、

  • 熱を「一時的に」下げる
  • その間に、「休息」「栄養」をとり、
    病気と戦う「抵抗力を高める」

ために使用します。

(2)解熱剤を効果的に使う「タイミング」の目安は?

  • 食事の一時間ほど前
  • 寝る前

が特に効果があります。解熱剤の効果は、あくまで一時的なものです。

「熱を下げて、病気を治す」と考えるのではなく、「熱を下げて、身体を楽にする」と考えましょう。

4.幼児の熱が続く「病気の特徴と見分け方」

通常の風邪は、3日以内に熱が下がることが多いです。それ以上発熱が続く場合は、病気の可能性があるため、病院を受診した方がよいでしょう。

幼児の熱が続く原因となる「病気の特徴と見分け方」を見てみましょう。

【病気の見分け方1】「ヘルパンギーナ」

  • 「夏風邪」の代表
  • 「強い喉の痛み・腫れ」
  • 「38度以上の高熱」「3日くらい続く」ことが多い

【病気の見分け方2】「マイコプラズマ肺炎」

  • 「8~9歳の幼児」が多く発症する
  • 「大人も感染」する
  • 「秋~冬」に多い(それ以外の季節も流行する)

【病気の見分け方3】「溶連菌」

  • 「扁桃腺・喉が炎症」する
  • 「高熱」が出る
  • 「全身に発疹」が出て、「強いかゆみ」を伴う

【病気の見分け方4】「RSウイルス」

  • 「ただの風邪程度で終わる」ことも多い
  • 「気管支炎や肺炎に進行」する場合もある
    (その場合、「高熱が5日ほど続く」ことがある)

【病気の見分け方5】「プール熱(咽頭結膜炎)」

  • 「喉の痛み」「風邪のような症状」がある
  • 「目が赤く腫れ、充血」する
  • 「高熱が5日以上続く」場合もある

【病気の見分け方6】「川崎病」

  • 「長引く発熱」「発疹」がある
  • 様々な症状が出る(「手足が腫れる」など)
  • 原因不明の血管の病気

【病気の見分け方7】「麻しん」

  • 「38度以上の高熱」「4日ほど続いた」後、「一度下がる」
  • その後、「全身に発疹」が現れ、「高熱が4日ほど続く」

【病気の見分け方8】「ウイルス性の風邪」

  • 風邪をひいた後に、「体力が落ちる」
  • 細菌性の病気に「二次感染」する場合がある

【病気の見分け方9】「細菌性の肺炎」

  • 「高熱」が続くことがある

上記に、幼児の熱が続く原因となる「病気の特徴・見分け方」を挙げました。それ以外にも、重大な病気が隠れている可能性があります。重症化を防ぐためにも、「3日以上発熱が続く」場合は、病院を受診しましょう。

5.熱が下がった後も油断は禁物!【無理せず安静に】

熱が下がると安心しがちですが、油断は禁物です。発熱後の幼児は、病気との戦いで、体力を消耗しきっています。熱が下がったとたん、無理をするのはとても危険です。

  • 別の細菌に「二次感染」
  • こじらせて「重症化」

する可能性があります。

熱が下がった後に気をつけるポイントを紹介します。

【ポイント1】弱った胃腸をいたわる

  • 「消化の良い食べ物」をとる(おかゆ、うどんなど)
  • 「辛いもの」「油っこいもの」は、なるべく避ける

【ポイント2】身体の抵抗力を高め、二次感染や重症化を防ぐ

  • 「睡眠」をしっかり取る
  • 「熱すぎるお風呂」「長風呂」を避ける

まとめ(迷った時は、自己判断せず、
病院に行って、医師の判断を受けよう)

幼児の熱は、身体を病気から守るために必要な反応です。症状に応じて、臨機応変な対応を心がけることが大切です。

上記で紹介しているのは目安です。迷った時は、「病院に行って医師の判断」を受けましょう。
 

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