子供のアトピー性皮膚炎

我が家の次女はアトピー性皮膚炎です。赤ちゃんの頃、長女に比べて乳児湿疹がとてもひどく、1歳を過ぎても良くならない状態でそう診断されました。そもそもアトピー性皮膚炎とは、ダニ、ホコリ、ハウスダスト、花粉、カビなどなど、様々なアレルゲンである物質に対し、肌に痒みや湿疹などの反応が見られる症状です。

どの物質に対して、アレルギー反応がでるのかというのは、病院で血液検査によって調べてもらうことができ、次女は、食べ物ではアレルギー反応は出ませんでしたが、ダニ・ホコリ・ハウスダスト・猫などのアレルギーを持っていました。

症状は、体の間接部分の裏など(肘の裏、膝の裏、手首、足首)や、首、耳、おでこなどに赤い湿疹ができ、かきむしるとジクジクとしてきます。また、左右ほぼ対称に症状が現れるのもアトピー性皮膚炎の特徴のようです。薬を塗り、一旦良くなったと思っても、体調不良やちょっとした環境の変化で、また湿疹が出たり、皮膚がカサカサとしてくることもあります。

アトピーの代表的な薬と言えば「ステロイド」です。ステロイドとは副腎皮質ホルモンと呼ばれ、本来は人間の体の中で作られているもので、炎症を抑えたり、皮膚炎にとても効果があります。ステロイドには強さがあり、5段階の強さに分けられていて、5から1へと強さが増していきます。

5群のWeak→4群のMild→3群のStrong→2群Very strong→1群のStrongest

通っている皮膚科では、酷いところには1段階強めのステロイドを塗り、炎症が引いたところで弱めのステロイドに切り替え、肌がスベスベに戻ったら、保湿をしてコンディションを保つ…ということの繰り返しです。ステロイドは、副作用が心配されていますが、医師の指示に従い、乱用しなければとても有効な薬だと思います。使用する前には、医師にその副作用や使い方など、良く確認してから使いましょう。

アトピー体質の人は喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の症状も合併症として発症することもあるようです。我が家の次女も、アトピー性皮膚炎と共に喘息も併発していて、現在もアトピーと共に喘息も治療中です。

こういった症状に、特効薬やいつ完治するという保証はありませんが、なるべく早めにアレルゲンである物質を特定して、なるべくその物質を遠ざけることも大切だと思います。ただ、ハウスダストなどは、100%除去することは無理ですので、掃除はこまめにしたり、できるだけ過ごしやすい環境を作る心がけも大切です。これは自分への戒めでもありますが、薬に頼るだけではなく、まずできることから治療に向けて取り組むことも忘れないようにしましょう。