子供の幼稚園選び

子供も3歳近くになると、幼稚園や保育園を選ぶ機会が訪れると思います。公立にするのか、私立にするのか、幼稚園にするのか、保育園にするのか、3年保育にするのか、2年保育にするのか・・・と考えたり、悩むことは沢山出てくることでしょう。

まず、幼稚園と保育園の違いですが、幼稚園とは学校教育法という法律に基づく幼稚園教諭免許状を持つ教諭が指導する「学校」です。対して、保育園は、保育者が共働きなどで保育ができない場合、児童福祉法に基づき保育を行う児童福祉施設となります。我が家の場合は、当時私は専業主婦でしたので、漠然とですが幼稚園への入園を考えていました。

幼稚園・保育園を選ぶ前に、どんな幼稚園・保育園が理想か考えてみましょう。

まずは、自分の理想とする幼稚園や保育園を考えてみることにします。私の場合は下記の事柄を考えました。全部に該当する幼稚園や保育園を見つけるのはなかなか難しいかもしれませんが、なるべく理想に近いところを見つけたいものです。

  • 幼稚園・保育園の通園バスがあるところ
  • 遊びだけでなく、勉強にも力を入れてくれるところ
  • 昔ながらの温かみのあるところ
  • 先生が教育熱心なところ
  • 家から車で30分以内で通えるところ
  • 手作り給食のあるところ
  • 勉強プラスαの事を教えてくれるところ
  • 園舎が綺麗なところ
  • 園庭が広いところ

その他、延長保育や早朝保育、夏休み・冬休みなど、気になる点はピックアップしておくと、幼稚園・保育園選びのときスムーズに決めやすいです。ここは妥協できるところ、ここは絶対に譲れないところなど、優先順位を付けて置くのも良いでしょう。

積極的に見学しよう

理想とする幼稚園や保育園に当てはまりそうなところを見付けたら、積極的に見学に行きましょう。見学へ行く前には、一度園に電話を入れ、日にちや時間を決めておきましょう。見学では、園の雰囲気、園児達の様子、先生達の雰囲気など、園の中へ入って初めて解ることもあります。せっかくの機会ですから、子供を入園させるに当たり、気になる事は全て聞いておきましょう。

また、園によっては、就園前の1年間は、園解放などで親子で園の体験をできる日を設けているところもあります。そういったところに参加すると、他のお母さん達の口コミやお兄ちゃんお姉ちゃんを通わせているお母さんなどの話も聞け、メリットも沢山あります。気になる幼稚園や保育園を見付けたら、園解放の日などをチェックしておき、参加するのもおすすめです。

園解放や園見学

園解放や園見学などで、園の雰囲気や教育方針などが分ったら、志望する園を絞り込んでいきましょう。

  • 幼稚園・保育園の通園バスがあるところ
  • 遊びだけでなく、勉強にも力を入れてくれるところ
  • 昔ながらの温かみのあるところ
  • 先生が教育熱心なところ
  • 家から車で30分以内で通えるところ
  • 手作り給食のあるところ
  • 勉強プラスαの事を教えてくれるところ
  • 園舎が綺麗なところ
  • 園庭が広いところ

私が専業主婦で、上記のような園が理想でしたから、結果私立の幼稚園を選ぶことに決めました。最終的には、A幼稚園とB幼稚園の2択になり、最後まで悩みました。そこで、園の見学や園解放の時の事を思い出して、悩んだ幼稚園のメリットやデメリットを考えてみることにしました。

A幼稚園

メリット
  • 園舎が綺麗
  • 年少前の3歳児でも入園できる
  • 園庭が広い
  • 英語の授業がある
  • 近所でA幼稚園出身者がいる
デメリット
  • トイレが少なく、教室から離れている
  • ほとんどが和式トイレ
  • 先生がOLのような服を着て、ビジネスライクに感じた
  • 先生が疲れている印象があった
  • 園長先生がワンマンな印象があった
  • 英語の授業はあるが、幼稚園の先生が教えるというところ
  • 給食が仕出しのお弁当
  • 週に一度お弁当を作って持たせる
  • プールが園庭のプールのみ

B幼稚園

メリット
  • 先生達がはつらつとしていて、教育熱心な印象
  • 昔の保育園を思わせるような、温かい雰囲気の教室
  • 食育に力を入れ、園内での手作り給食。
  • スイミングスクールでコーチのもと水泳が学べる
  • 茶道のお稽古がある。
  • 運動会には鼓笛を行う。
  • トイレがどの教室にも隣接していて、いつでも行きやすい
デメリット
  • 園舎が古い
  • 園庭が狭い
  • 駐車場が狭い
  • 園の参観日が多い
  • 運動会が幼稚園と別の場所で行われる

このように園のメリットやデメリットを挙げてみることにより、どちらが自分の理想に近い幼稚園なのか見えてくることもあります。どちらも教育には力を入れている幼稚園ですが、我が家の場合は、園舎や園庭より、先生たちの雰囲気の良かったB幼稚園を選ぶことに決めました。決定打となったのは「給食」で、やはり仕出しのお弁当のような冷めた給食より(その時のイメージだけですが)も、温かいものは温かいうちに食べられる、園で作られた給食を子供には食べさせたいと思ったからです。このB幼稚園で、上の子も下の子も3年づつお世話になりましたが、幼稚園選びの時かなり検討しただけあり、印象通りの幼稚園でした。幼少期は人格が形成される大切な時期でもありますので、後悔しない幼稚園・保育園選びをしたいものですよね。