気になる乳児湿疹

生後1ヶ月前後から、赤ちゃんの顔や体ににポツポツとした赤い湿疹が出てくることがあります。痒みがあり、ジュクジュクしてくることもあります。これは「乳児湿疹」と呼ばれ、お腹の中から出て母乳で育てられる環境の変化や、汗や良くかき分泌物の多さから起こることなのだそうです。アトピーじゃないかと心配されるお母さんが多いようですが、乳児期のうちはまだ判断ができないみたいです。

ケアとしては、清潔にしておくことが大切です。入浴時に柔らかいガーゼやお母さんの手で、顔を石鹸でそっと洗ってあげましょう。強くこすったり、一日に何度も洗うと、肌を刺激しすぎてしまうので気を付けて下さい。また使用する石鹸は、ベビー石鹸などの低刺激のものを使いましょう。その後、保護クリームなどがあれば薄く塗ってあげましょう。痒くてかきむしってしまう場合は、手にミトンなどを付け、物理的にガードするのも良いですよ。あまり、痒さがひどくなったり、ジュクジュクとしているようであれば、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。

我が家の子供達も二人とも「乳児湿疹」にかかりました。1歳くらいまでは、アトピーかどうかは区別がつかないと医師には言われたのですが、結局アトピーだった下の子の方が、上の子と比べて乳児湿疹はかなりひどかったです。とにかく、顔はいつも真っ赤で、ミトンをしていても無理やりかいてしまうので、顔はジュクジュクとしてしまい、耳たぶも切れていたり・・・病院にも通っていましたが、写真を撮るのも可哀想になってしまうほどひどかったです。

上の子は1ヶ月程度ですんなり治ってくれたのですが、下の子はいつまで経っても治らず、インターネットなどで検索して出てくるアトピーの人のサイトを見ると、かなり当てはまっていることも多く、心配で涙は出てくるし夜も眠れませんでした。
結局、健康診断で「この子はアトピーでしょう」と言われて、「やっぱりか」という気持ちもありましが、同時にその頃には気持ち的にもう吹っ切れていましたね。

この子が私を選んで来てくれたのだから、どれだけ時間がかかるかわからないけれど、一緒に治療を頑張っていこうという気分でした。
下の子は今もアトピー+喘息ですが、毎日元気に学校へ通っています。乳児湿疹は、お母さんにとっては、かなり気がかりな赤ちゃんの体への悩みとなってしまいますが、1歳くらいまでは乳児湿疹なのかアトピーなのかはわからないことですし、ナーバスになり過ぎることなく今できる最善のケアを赤ちゃんにしてあげたいものですよね。